怒ってしまう夜と、「おかぁちゃん抱っこ」

体験談・日常

※本記事は、子育ての中で感じた正直な気持ちを綴った体験談です。

怒らない母でいたいのに

私は、あまり愛情を感じられずに育った。

だからこそ、自分の子どもには
絶対に同じ思いをさせたくない。

子どもが欲しいというのが、私の唯一の夢だった。

だから、愛情はたくさん注いでいると思う。
周りからも育て方や接し方を見て、とても褒めて貰える事が多い。

それでも。

生理前だったり、疲れていたり、焦っていたりすると、
自分でも信じられないくらいの剣幕で怒ってしまうことがある。

怒りが止まらない数分間

家の外では、そんなに怒りスイッチは入らない。
危ない場所では絶対目も離さない。

でも、家の中で余裕がなくなると、
怒りが一気に溢れてしまう。

子どもが向こうの部屋で大号泣しているのに、
すぐ迎えに行けない。

分かってるのに動けない。

美穂
美穂

「なんでこんな怒ってしまったんやろ」
「そんな怒る必要あった?」

そう思いながら、自己嫌悪になる。

これが、いつものパターン。

「おかぁちゃん抱っこ」と呼ばれる瞬間

何度も何度も「おかぁちゃーん」と泣く息子。それでもなかなか体が動かない。

数分して、やっと心の整理がついて迎えに行く。

すると、子どもは泣きながら言う。

子供
子供

おかぁちゃん抱っこ

その瞬間、
心臓がきゅーってなる。

一気に、愛おしい気持ちが襲ってくる。

切なくなるし、
ごめんの気持ちが強くなるし、
それでも、こんな私を求めてくれていることに
救われる。

怒ったのは私なのに、
抱きしめさせてもらっているのも私。

私はそこで、やっと素直になれる。

「強く怒ってごめんね」

そう言って、強く抱きしめる。

怒らない育児じゃなくてもいい

「怒らない育児」が正しいと言われる時代。

その言葉を見るたびに、
私はダメな母親なんかな、と思ってしまう。

でも。

怒ってしまうことと、
愛していないことは違う。

大事なのは、
怒らなかったかどうかじゃなくて、
そのあとどうするかなんやと思う。

私は今日も怒ってしまうかもしれない。

でも、戻る。

迎えに行く。
抱きしめる。
謝る。

完璧な母にはなれなくても、
戻っていける母でいたい。

それで、ええやんって思いながら、
今日も子どもを抱きしめる。

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