はじめに
私の母は、62歳でアルツハイマー型認知症と診断されました。行動が怪しく感じてきたのは60~61歳の時でした。
ずっと我慢していた母

最近、困ったこととか、心配なことない?大丈夫?
って聞いても、基本「大丈夫やで~」としか言わない母。父の仕事は夜中0時に起き、昼15時に帰宅、18時には寝る毎日で休みは日曜日のみ。そして母には友達が居ません。日中に誰かと会話することもなく、父が帰ってきても大して会話することなく毎日が終わるのです。
悩みやストレスは、どうやって発散しているのでしょうか。。
母が唯一信頼していて好きな知り合いが、元夫(私の実父)の姉。両親が離婚してからも、よく家族ぐるみで会っていたのですが、時が経ちあまり会うことがなくなって、約20年ほどの月日が経ちました。
記憶が出来なくなってきだしてから、一気に気分が沈んで「うつ」傾向になってきた母が心配で、私から叔母に連絡を取り、会うことになりました。
叔母の家について、椅子に座ると、母は子供のように泣き出しました。
実父の姉に救われたわたしたち
実は、実父も40代でアルツハイマー型認知症と診断されていました。
実父は、母との離婚で「うつ」になり、アルコールの過剰摂取によりアルツハイマーを引き起こしたと聞きました。実父の姉(叔母)が実父を世話してきたので、

なんで弟に続き、大事な妹まで、、
と、母と一緒に泣いてくれました。
とにかくその日はたくさん昔話や楽しい話をしてくれた叔母。母の表情もみるみるうちに明るくなっていきました。
実父が通っている就労支援の話や、役所のサポートの話、医療費の話、わたしも色々タメになる話を聞くことが出来て、これからどのように動いていけば良いか、参考になるような話を聞けてとても良かった1日となりました。
これは、強かった母が弱くなった話ではなく、
我慢してきた気持ちがあふれた瞬間だったのかもしれません。
当事者にしか分からない気持ち
認知症に関わらず、病気になってしまうと周りに心配かけたくない気持ちから、たくさんの強がりが発生します。つい「大丈夫」と言ってしまうのは、人間の癖でしょうか。
また、その「大丈夫」の言葉を鵜呑みにしてしまう人間も考えものです。
母は家で一人でいる時に、基本テレビを見ているようですが、帰ってきた父に

今日は何しとったん?
と聞かれても、何も答えられないようです。
ふと我に返った時に、今日観たテレビも何をしたかも思い出せなかったことを思うと、とてつもない恐怖心に襲われると思います。現在の自身の行動に対してもですし、将来のことを思うと、だれでもずっとは明るくポジティブに過ごす事なんて無理だと思います。
周りは、病気やその人の気持ちを分かってあげる事は出来ないですが、恐怖心を少なくしてあげることや、楽しい日々を過ごして貰おうと努力することはできます!
決して出来ないことに対して「責める事は絶対しない」
認知症は治ることのない病です、周りのサポート無しでは生きられません。
無償の愛で接してあげれる人が、この世界に多く居ますようにと願うばかりです。



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